BOOK DEPT. F.A.Z

quiet & happy asylum

2013-01-01から1年間の記事一覧

記憶、郷愁、読書

宮本輝「幻の光」を読む。能登に、行きたくなる。引き込まれるというのは、どうして自分がそんなことを望むのか、自分でも説明がつかない感覚と、対峙せざるを得なくなることなのだと、考える。茫然とした影を散らすような、差しては引く頼りない光の中で、…

梅雨

好きになったら、良いことが返って来そうなものばかり、好きになるというのは、あまり好きではないなと、最近よく思う。人と人の、あるいは何か「わっ」とした感覚との、意思疎通の凸凹の隙間にある、得体の知れない何かを、飲み込んだ先。それが当たりなの…

読書録

レモンハートでお馴染みの古谷三敏先生の「寄席芸人伝」、最近読んだけど最高。戦前戦後の江戸落語の、珍人物から後に語り継がれる大御所まで、様々な噺家の若手時代を描いた名作。芸だけが取り柄のヤクザ者、桂橘丸が真打ちまで出世する話や、戦中の軍政ム…

徳島ー香川

小旅行。今回は特に古本も音楽も関係なく、ただただ食って呑んで、ぼんやり考え事も(すこし)して。文字通りの「OFF」でした。謎の地形スポット、土柱。久しぶりの香川側からの瀬戸内海が美しくて。夜の写真がないですが、足袋と、右近という酒場が、正反対の…

F.A.Z出店 stoners spot vol.1 @ panorama

STONERS SPOT vol.015.31 at PANORAMADADAWOOD aka NICKELMAN803 BARSリリースパーティー!※先着50名様VERTIGOMAN x EAGLE84HASH OR KUSH 2MIX CDR付き1D 1000円NICKELMAN君のリリースパーティにF.A.Zも出店参加いたします。ジャケットに使われてる写真はF.A…

読書録1

ぼくは覚えている。母がいろんなものから小さなほこりを取っている姿を。「ぼくは覚えている」ジョー・ブレイナード 小林久美子訳すべての文章が「ぼくは覚えている」で始まる、ジョー・ブレイナードの描いた50年代アメリカの心象風景。他愛ない会話、中産階…

悦楽共犯者@ end.

Dj: YUKKE / WATARU TAKANO / DNT / TOMOYUKI TATENOPa:yoriSpace Direction:ODAFood: ちゃこ村最高でした◎オダさん、タテノ君、ナイスパーティありがとうございました◎

悦楽共犯者

"悦楽共犯者 at end." Dj: YUKKE / WATARU TAKANO / DNT / TOMOYUKI TATENOPa:yoriSpace Direction:ODAFood: ちゃこ村パーティお手伝いに来てます◎